以前、我が家には「腹八分目」と筆で書かれた紙が貼り出されたことがありました。
妻がダイエット中に貼っていたものですが、これを何度も目にするうちに、食事もそうですが、仕事や人間関係、日頃の生活にかける力も八分目、あるいは七分目、六分目でもいいのかなぁ、とも思うようになりました。
食事もお腹いっぱいなるとかえって苦しくなったりします。
日頃の生活も仕事も、全力を尽くすことは格好のいいことだと思い込んでいたところもあったのですが、それでは苦しくなってしまいます。
全力を投じることで余力がなくなり、仕事だけ、生活だけといった余白のない人生になってしまうように思います。
余力が残っていないと、失敗した時やトラブルが発生した時に立ち直る力がなく、負の連鎖に陥ってしまったり、逆にチャンスが到来してもそれにチャレンジする力も残っていないと、チャンスが掴めません。
私も入社依頼、追われるように仕事をしてきました。全力で仕事に励むことが正しいと信じ込んでいたのです。
そのため、子供が小さい時にも夜遅くまで仕事をしていたり、思春期になって色々とあった時には、仕事も子育ても全力で何とかしようとあがいていました。(親の余裕の無さが娘たちにも伝わり、心理的な負担をかけてしまっていたのだと、今は思っています。)
その結果、心身が消耗しきってしまい、辛い日々が続いた結果、パニック障害という形で心身が音を上げてしまいました。
今振り返れば、仕事も子育ても、割り切れるところはあったのではないか、日頃からもっと余力を残してあれば、より良い結果が出せたのではないか。
アラフィフを迎え、もう完璧主義・100点主義はやめて、腹八分、いや、それよりももっと低くていいので、余白のある人生を歩みたいと心から思っています。
もし今全力でがんばっている方には、期間限定・ここぞというときなのか、何らかの思い込みで、常に全力の状態を続けてしまっているのかを少し冷静になって見つめてみる時間をとってみてはいかがでしょうか。
とにかく自分を大切に、労わる時間を持ってほしいと思います。私のようになる前に。
〜今日も在宅勤務後の自宅にて。
〜今日の3Good Things〜
☆2日連続の在宅勤務をさせてもらい、本当にありがたい。
☆今週も大禍なく仕事を終えられたことに感謝。
☆夕方愛犬との散歩。これができるのも在宅勤務のおかげさま。