ときには空を見上げて

忙しい毎日のなかで、ふと空を見上げて思いついたことなどを、心の向くままに。

メンタルにも好不調の波があるのは当たり前。調子が良くない時はそれなりで良い。

誰でも体調が良くない時があるように、メンタルの調子も、日によって、時間によって、波があります。

ところが、私は一時期、常にメンタルの調子が良い状態にしたい、無敵のメンタルを身に付けたいと本気で思っていた時期があります。

特に、パニック障害の症状に悩まされてからは、いつでもどこでも、何の不安や恐れを感じずにいられるようになりたいと思っていました。

そのせいで、ちょっと不安になったり、メンタル的に調子が悪くなるたびに、落ち込んでしまうようにも。

でもよく考えてみれば、何の不安も恐れもない人は(ほとんど)いないのではないでしょうか。不安や恐れは人間の防衛本能の一つはず。

私はいつのまにか完璧主義に陥って自分を苦しめてしまっていたのです。

現にパニック障害になる前の自分を振り返ってみても、仕事や生活の中で、何の不安も恐れも感じていなかった訳ではありません。

不安や恐れを感じても、受け流したり、何らかの対処をするなりして、自分なりにうまく対応をすることができていたのだと思います。

そのことに気づいてからは、不安も恐れも感じない無敵のメンタルを目指すという無理なことを求めるのをやめました。

不安やおそれを感じるのは当たり前。人間だから仕方ない。
受け流せるようなら受け流すし、どうしてもきつければ心身を休めるしかないと、心がける(あきらめる)ようになりました。

まだいつも上手くいくわけではなくて、過剰に反応してパニック症状になりかけることもありますし、それが嫌で苦手なことを避けてしまうこともあります。

でも、それはそれで仕方ない。次は何とかなるかもしれない、少しでも改善するかもしれないと、希望だけは持って日々を過ごしています。

〜会社帰りの電車にて。

通勤途中の街路樹が華やかに。