以前から何回か触れましたが、私は30代後半でパニック障害の症状が出るようになり、アラフィフの今はだいぶ改善してあと一息のところまで来ているように思っています。
でも、よく考えたら、どういう状態になったら「治った」ということになるのか、「あと一息」の先はどういう状態なのか、漠然としていることに気づいたのです。
30代前半の生活に戻るのが目標なのかと言えば、それは違うように思います。アラフィフとなった今、あの頃の生活を送ったら、また同じ症状に悩まされることになるのは確実です。
一時期は、仕事やプライベートでどんなことがあっても症状が出ず、不安も緊張もせずにいられる状態、昔の自分よりももっと強い自分を目指した時期もありました。
でも、そんな状態になることはパニック障害になる前にもなかったことで、さらに強い完璧な自分を目指してしまうことで、かえって自分を苦しめて落ち込むことが多かったように思います。
今の結論としては、以前のような生活に戻ることを目指すのではなく、パニック障害になってから必死に調べ、学び、試行錯誤してきた"今の自分"が、少しでも心が楽に、無理なく快適に暮らせる生活、元の生活とは違う、"今の自分"に合った新しい生活を送ることを目標にすればいいのだと思うようになりました。
私はどうしても分不相応な高い目標、理想を抱いてしまう完璧主義的な傾向があるので、まだ目標がブレることもありますが、目指すところを変えることを意識してからは、だいぶ心も楽になったように感じています。
今やっている通勤電車の中でnoteを書くこと、でさえ厳しい時期から比較すれば、もう治ったと思ってもいいのかもしれません。
通勤途中の公園にて。雨に濡れたツツジもきれいでした。