私には何かと高い目標を掲げてしまう癖がありました。
思い起こせば小学生の頃、夏休みの計画表を渡されると、毎日朝から宿題をして、夏休みの前半には宿題を終わらせる計画を立てる。
でも、そんなことは実行できずに、ダラダラと休みを過ごして、最終週に必死に宿題をすることになっていました。
サラリーマンになってからもこの癖は治らず、高すぎる目標を立ててしまい達成できないことを繰り返していました。
これでは自分が目標を達成できるという感覚は生まれるはずはなく、自信を失うばかりでしたし、自分を不必要に追い込んでしまうことが多かったように思います。
完璧主義的な考え方になってしまったことをまずは反省。
ただ、いろいろな方の話を聴いたり、本を読んでいて気づいたのは、目標を高く掲げること自体が悪いのではないということ。
それよりは、自分の今いる位置が見えていないこと、今の位置から理想の目標までの間の小さな目標、ステップを考えていなかったことが良くなかったのだと今は考えています。
以前にゼロか百で考えないと心が楽になるという記事を書きました。
百かゼロで考えないと心が楽になる。 - ときには空を見上げて
目標も同じで、今いるところをゼロとして、いきなり100のところに目標を置いてそれをいきなり達成しようとしてしまっていたのです。
まずは5を目指して達成できたら、次は10を目標にする。うまくいかなければ目標を7にしてみる。
そうすることで、小さいながらも達成感を得られますし、少しずつ自信もついてきます。
次の目標に向かう勇気も湧いてくるように思います。
私の場合、このことに気づいた大きなきっかけがパニック障害への対応でした。
無理に満員電車に慣れようとするのではなく、まずは早朝の電車に変更して、少し空いている電車に慣れるところからやり直した(正確にはやり直さざるを得なかった)のが改善のきっかけになりました。
パニック症がキッカケで出勤時間を早めて朝活を始めたら人生に大きな変化が。2駅ウォーキングでさらに改善も。 - ときには空を見上げて
自分の今いるところを冷静に見極めて、少しずつできることから始めてみる。今の私は、何事もこの姿勢で試していこうと思っています。
〜休日出勤の夜、宿泊先にて。今日は気持ちの良い青空が広がっていました。