ときには空を見上げて

忙しい毎日のなかで、ふと空を見上げて思いついたことなどを、心の向くままに。

散歩を趣味にしてみたら、歩くだけで人生が楽しく、楽に生きられるように。心身の健康にも一役かってくれている。

私には趣味がほとんどなかった。
これまで生活のほとんどを仕事に費やしてしまい、休日も普段できない家事や家族との時間を優先しつつも、消耗した心身を回復させるのがやっとの状態が長く続いていた。

そんな生活を入社以来ほとんどの職場で続けていたのだが、30代後半にパニック障害の症状が始まり、はじめて自分の心身が悲鳴を上げていることに気づいた。

以前に書いたが、メンタル的に厳しい状態になったときに、朝活を始めて改善の道を進むことができるようになったのだが、そこで始めたのが、朝の通勤時の散歩、ウォーキングだった。

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今では、朝の通勤時の2駅分の散歩に加えて、休日は自宅周辺を散歩するようになったり、帰宅時も時間があれば少し遠回りして歩いてみたり、でかけたときにも、ふらっと、路地に入って散歩してみたりしている。

無趣味だった私にとっては、もう立派な趣味と言ってもいいだろう。

散歩のときには、気分によって、音楽やオーディオブックを聴いたり、スマホで何気ない風景を写真に撮ったり、歩くことに専念し、自分の足の裏に意識を向けて歩行瞑想のようなことをしたり、ひたすら街並みやすれ違う人を観察したり、ちょっとした挨拶をしてみたり。

自分なりに散歩を楽しんでいる。

散歩を趣味と言えるようになって気づいたのが、歩くことの効用。

身体面では、体力がついたり、健康診断の結果が改善したりといったことがあるが、それ以上に効果を感じたのは精神面だったのは意外だった。

歩くことで、気分が良くなり、ネガティブなことを思いついたり考えたりすることが明らかに減った。

会社に向かうときでも、散歩をする前は嫌な気分になることが多かったが、散歩をしながら出勤すると、何だか前向きになったり、開き直れたりするようになった。

朝から気分が良くないときでも、すこしだけがんばって散歩を始めてみると、かなり改善する。

後から学んだことだが、昼間であれば陽の光を浴びること、リズム運動をすることで、不安を和らげて心を安定させる効果があるセロトニンが生成されることが要因のようだ。

また、歩いているときに、急に、良いアイデアが思いつくことも多い。仕事に限らず、日常生活や今後の人生のことなど、幅広いことを突然思いついたりする。

歩いているときに思いついたアイデアを実践して事がうまくいったことも多い。

どうしても面倒くさいと思ってしまうこともあるが、自分なりの効果を意識するようになってからは、散歩を躊躇することも減った。

今は、悩んだり、ネガティブになりがちだと感じたら、とにかく散歩をしてしまうようにしている。それだけで、随分と人生が楽になったように感じている。

~在宅勤務を終えた自宅にて。

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今日の散歩にて春を感じながら


〜今日の3Good Things〜
☆午前中用事があり休暇。用事の合間に公園を散歩(写真)
☆午後は在宅勤務で、落ち着いて仕事ができた。ありがたい。
☆一日を通して心が安定していた。こういう日も珍しい。感謝。