ときには空を見上げて

忙しい毎日のなかで、ふと空を見上げて思いついたことなどを、心の向くままに。

通勤途中の散歩で出会った紳士の話

少し大袈裟ですが、ちょっとした出会いが人生を変えるかもしれない、そんな思いにさせてくれる出来事がありました。

 


今朝、通勤途中の散歩で公園に立ち寄ったときのことです。

 


いつものように公園に植えられた草花を眺めながら歩いていると、一人の身なりの整った男性を見かけました。

 


第一印象は落ち着いた雰囲気の穏やかな紳士という感じです。

 


その方も草花を眺めながらゆったりと歩いていたので、私は邪魔にならないよう距離を置いて通り過ぎます。

 


その先にきれいな花が咲いていたのでスマホで写真を撮っていたところ、不意に後ろから話しかけられました。

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↑その時撮っていた写真


『いつもこんなにきれいな場所を通って通勤できていいですね』

 


振り返るとそこには先ほどの紳士が笑顔で立っています。

 


私はといえば、油断していたこともあり、

『そうですね』

と笑顔で答えるのが精一杯。

 


それを聞いた紳士は、穏やかな笑顔で頷き、またゆっくりと歩いていかれました。

 


その佇まいは終始穏やかで、落ち着きがあり、これまで出会ったことのない、まさに『紳士』というにふさわしい方でした。

 


ほんのひと言だけの会話でしたが、私の心は爽やかになりましたし、紳士が言われた通り、通勤途中にきれいな草花のある公園があることの幸せも実感できました。

 


ほんのひと言でこんな気持ちにさせてくれたことに、感謝と尊敬の念が湧き上がります。

 


単純で恥ずかしいですが、自分もこんな紳士になりたいと、心から思いました。

 


まだまだ足元にも及びませんが、この方を人生の目標、お手本にして頑張ってみよう、今はそんな気持ちになっています。

 


〜一日中気分良く仕事ができた帰りの電車にて。